血圧測定の方法と注意点

血圧測定の方法と把握しておきたいポイントや注意点についての紹介。

血圧測定の方法としては血圧計の種類によって違いがあり、一般的には病院などの医療機関で使用されている【水銀式血圧計】や【アネロイド型血圧計】、家庭用として市販されているタイプで最も多い【デジタル自動血圧計(電子血圧計)】があります。

家庭用の血圧計を選ぶ場合には、上腕にマンシェット(カフ)を巻いて測るタイプのものが最も正確で安定した数値を測定できるということで、日本高血圧学会でも推奨されていますので、これから血圧計を購入しようと考えておられるならば参考にしてください。

血圧測定の方法

血圧測定の方法血圧測定の方法として、まず根本的に把握しておきたい重要なポイントに【血圧は常に一定ではなく、1日の間でもその時々で変動している】ということです。

朝起きて間もない時の血圧と、日中に活動している時の血圧、入浴してお風呂上がりの血圧など、それぞれの時間や状況の違いによって血圧測定値も異なってきますので、定期的に血圧を測ることを目的にする場合であれば、【毎日同じ時間帯、同じ環境のもとで測定する】ことが自分の血圧の変化を把握するうえで大切なポイントとなります。

血圧を測る際の注意点

実際に血圧測定をする時には【座った状態で体の力を抜きリラックスし、安静後に測る】というのが基本となります。

また、血圧を測定する際の注意点として、上腕で測るタイプの血圧計の場合であれば、【測定する上腕部の高さが心臓の高さと同じ位置にして計測する】ことが基準となります。

血圧計の選び方

血圧計の中で家庭用として普及している【デジタル自動血圧計(電子血圧計)】には、血圧測定の方法として【上腕で測るタイプ】【手首で測るタイプ】【指で測るタイプ】と測定部位の違いによって大きく3つのタイプの血圧計があります。

上腕測定型の血圧計

血圧計の選び方としてどのタイプを選べば良いのかというと、測定値の正確さや実際に血圧を測る際の手軽さなど、それぞれのタイプに特長があり、基本的には自分が測定し易いタイプ、いわゆる使い勝手の良い種類の血圧計を選ぶのが良いと思われますが、【日本高血圧学会】では手首や指で測るタイプよりも測定値の誤差が少なく、正確で安定した数値を測ることができるマンシェットを巻いて測る上腕測定型(肩と肘の間で測るタイプ)の血圧計を使用することを推奨しています。

ちなみに【マンシェット】というのは、血圧測定の際に腕に巻いて圧迫するバンドのことです。

血圧の正常値

血圧の正常値血圧の正常値として日本高血圧学会が公表している基準は、
収縮期血圧(最高血圧)が130mmHg未満、
拡張期血圧(最低血圧)が85mmHg未満

となっています。

ちなみに、この血圧の正常値と呼ばれるものは時代ごとに見直されているので、この数値が何年後かにはより厳しい基準値に変化していることも十分考えられます。

上記に述べた現在の血圧正常値より僅かに低いだけだが、何とかクリアしているので安心というように思わず、日頃の血圧の変化には十分気を付けて、生活習慣で改善できる事柄があれば見直すように心掛けるようにしましょう。

ニュース・トピックス

【慢性疲労症候群】
疲れがなかなか解消されないといった悩みを抱えている人が結構居られますが、単純に疲労が蓄積されているだけでなく、体を動かせないほどの強い疲労が続いて日常生活が困難になるほどの状態が半年以上続く場合には【慢性疲労症候群(CFS)】と診断されることがあります。

かつてはなかなか病気と認知されにくかったのですが現在では診断基準が作られ、がんや生活習慣病などといった病気はないのに強い疲労状態と共にさまざまな症状が6か月間以上続く場合に慢性疲労症候群と診断されるようになりました。

慢性疲労症候群では疲労の他に、微熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、思考力や集中力の低下、睡眠障害といった症状を伴うケースが多いと考えられています。

Yahoo!ニュースより参照抜粋