生姜紅茶の効能・効果

生姜紅茶の効能・効果に関する解説と生姜紅茶の作り方・飲み方についての紹介。

生姜紅茶の効能

生姜紅茶の効能には、しょうがと紅茶がそれぞれに持っている効果が期待できますので、手軽に飲めるわりにとてもカラダに良い飲む物と言えます。ここでは生姜紅茶の効能の中でも特に代表的なものを幾つか取り上げて紹介します。

生姜紅茶で冷え性対策

生姜紅茶の効能の中でも代表的なものの一つに、身体を温めてくれる効果が挙げられます。まず、しょうがに含まれる辛み成分には、身体の新陳代謝を活発にして血行をよくする働きがあることから、身体を温めて血行不良による冷え性を改善すると言われています。

また、お茶には緑茶・中国茶・紅茶などイロイロと種類がありますが、茶葉の発酵具合が高くなるほど身体を温める作用があるとされており、茶葉を完全発酵させて作られる紅茶は身体を温める効能があると考えらています。以上のようなことから、それぞれにカラダを温める特徴を持った生姜と紅茶の組み合わせは、【冷え性】対策にとても効果的であると言えるようです。

しょうが紅茶ダイエット

しょうが紅茶によるダイエット方法を紹介した本（石原結實先生の著書）が注目され、テレビや雑誌でもよく取りあげられていた影響で、実際に実践されている人も多数居られます。生姜紅茶ダイエットのコンセプトを簡単に述べると、肥満の原因の一つとされる【身体の冷えを解消する】ことで、代謝を上げて糖分や脂肪の燃焼を効率良くして痩せやすい体質にすると共に、【余分な水分を身体から排出する】ことで、「むくみ」を解消するというものです。

しょうが紅茶ダイエットでは、特に下半身太りに悩まされている人に効果的であるとされています。ちなみに、先の述べた「しょうが紅茶によるダイエット本」を書かれた石原結實先生は、イシハラクリニックの院長をされている方で、数多くのＴＶ出演や著書で知られる医学博士です。

風邪の予防・改善、咳や喉の痛みを緩和

生姜紅茶には先に述べたように身体を温める効能があるのですが、他にも生姜には発汗作用があることから汗をかくことで、熱を下げる解熱効果もあり、風邪の引き始めの症状改善などに有効な作用を発揮してくれます。

また、生姜には咳を鎮めたり、痰を切りやすくするといった効能があることから、風邪や気管支炎などに対する漢方薬の構成生薬としてもよく使われています。それと、生姜と紅茶はそれぞれ殺菌作用があることから、風邪やインフルエンザの予防に生姜紅茶は役立つ飲み物と言えます。

生姜紅茶の作り方・飲み方

生姜紅茶の作り方としては、紅茶に【擦りおろした生姜】を入れたり、【擦りおろした生姜の絞り汁】を入れるというのが最も基本的な作り方です。その他のレシピとして、薄くスライスした生姜（皮付き）を煮込んだお湯で紅茶を作るといった方法や、一番手間が掛からない市販のチューブ入りタイプの生姜を使用するといった方法など、生姜紅茶の作り方にも幾つかのレシピがあります。

生姜紅茶の飲み方としては黒砂糖や蜂蜜を適量入れると飲みやすくなりますので、生姜の辛味が強過ぎて気になる場合にはオススメだと思います。

生姜紅茶の作り方のポイント

生姜紅茶を作る際に生姜を擦りおろすわけですが、いろいろと効能を発揮する成分の多くが【皮の部分や皮付近の部分】にたくさん含まれていますので、皮は剥かずに利用することが重要です。また、生姜を擦ってから時間が経過すると酸化して成分の効力が薄れていきますので、なるべく飲む直前に生姜を擦りおろすことが、生姜紅茶の作り方としてかなり大切なポイントとなります。

ティーパックタイプの生姜紅茶

生姜紅茶の効能がさまざまなメディアで取り上げられ話題になったこともあり、現在では一般的な紅茶と同じように、ティーパックタイプの生姜紅茶も販売されています。このようなティーパックタイプの商品は、ティーカップに入れて熱湯を注ぐだけなので作るのも至って簡単で、飲むたびにショウガを擦るのがチョット面倒と感じる人には良いかもしれません。

また同様に粉末のスティックタイプの商品もあり、こちらもお湯に溶かして混ぜるだけといった作り方なので、忙しい朝などでもお手軽に飲めるといったメリットがあります。ちなみに【ジンジャーティー】といった名称で販売されている製品もありますが、基本的に同じです。