どくだみ茶の効能・効果

どくだみ茶の効能・効果に関する解説と、どくだみ茶の作り方・飲み方についての紹介。

どくだみ茶効能効果として代表的なものに身体の毒素を排出するといった、いわゆるデトックス効果が挙げられ、健康面だけでなく美容面においてもイロイロと効用があると言われています。

また、どくだみに含まれている【フラボノイド類】の働きにより毛細血管を強化する作用があることや、天然の降圧薬とも呼ばれる【カリウム】が豊富に含まれていることから、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防に繋がるといった効能が挙げられます。

どくだみ茶の効能

どくだみ茶の効能【どくだみ】という植物は昔から優れた薬草として知れ渡っており、生薬名として【十薬(じゅうやく)】という名前が付けられているように、10種類の薬効(効能)があると考えられていました。

どくだみ茶の効能の主たる要因には、体内の毒素を身体の外へ排泄することで血液をキレイにすることにあるのですが、このことが特定の病気を予防して健康を維持する体質へと改善することにも繋がる効用があると考えられています。

デトックス効果でニキビ対策・吹き出物を解消

どくだみ茶の効能の中でも特に解毒作用が優れていることから、体内に生じた老廃物や毒素を排泄する働きにより、【ニキビ】や【吹き出物】といった一般的によく見られる肌トラブルの予防ならびに改善効果が期待できます。老廃物や毒素が体内に滞ることがなく排出されることで血液の浄化にも繋がり、血がキレイになればニキビや吹き出物などの肌トラブルも生じにくい体質へと改善されていくようになります。

アトピー性皮膚炎や花粉症の症状緩和

どくだみ茶にはアトピー性皮膚炎や花粉症の症状を緩和する効果があるといったことが、健康情報関連の番組や書籍などで取り上げられることがあります。アトピー性皮膚炎という疾患はその原因やメカニズムにおいて、まだまだ医学的にハッキリと解明されていない部分も多分にありますし、患者さんにより症状や治療効果においても個人差が大きいので、それだけ厄介な病気であると言えます。

アトピー性皮膚炎の根本的な原因として考えられている大きな要因の一つに、生まれつきの【体質】が挙げられるのですが、どくだみ茶がアトピー性皮膚炎の改善にも有効な作用をもたらすと言われる理由として、ニキビや吹き出物の改善の項目で述べたように、どくだみ茶の解毒作用と血液浄化作用による【体質改善効果】が期待できるからだと考えられているようです。花粉症の場合も同じように、体質を改善することで症状緩和に繋がると考えられているようです。

どくだみ茶による便秘解消効果

どくだみ茶は便秘に効くお茶としても知られており、この効能はどくだみ茶が持つ【緩下作用】によるものと考えられています。緩下作用(かんげさよう)というのは、腸から排便を促す働きのことです。便秘が解消される事で腸内環境も改善されて、便秘に伴う【吹き出物】や【ニキビ】の改善にも繋がります。

また、どくだみ茶には優れた利尿作用があることから、体内で溜まってしまった過剰な水分を排出することで【むくみ】の解消にも効果的であると言えます。

どくだみ茶の成分

どくだみに含まれている成分としては、カリウムをはじめカルシウム・マグネシウム・鉄・マンガン・亜鉛といったミネラルの他、活性酸素の影響から身体のサビ付きを予防する抗酸化成分の【フラボノイド類】が含有されています。

特にフラボノイド類の一種であるクエルシトリンという有効成分が、利尿解毒作用や緩下作用の他、毛細血管を強化するといった効能に大きく働きかけていると考えられています。

どくだみ茶はノンカフェイン

どくだみ茶にはカフェインが含まれていませんので、妊娠中の女性や幼児が飲むにあたって基本的に問題はありません。ただし、その他の種類のお茶とブレンドされて販売しているタイプの商品では、カフェインを含んでいる場合もありますので、含有成分を確認するようにした方が良いです。

また、体質などの個人差によるところも大きいと思われますが、どくだみ茶には先に述べたように緩下作用といって排便を促す作用があることから、過剰に飲み続けることで下痢の症状が出るといった場合も考えられますので、常識を超えた多量摂取は控える方が最善です。

どくだみ茶の作り方

どくだみ茶作り方として、一般的に市販されている商品ではなく、自分で栽培したドクダミなどを利用する場合には、ドクダミを乾燥させる必要がありますので、まずは収穫したドクダミをキレイに洗ってから、風通しの良い所に根元から吊るして干しておきます。1週間ほどして(天候次第によりますが)よく乾燥しきった状態になれば、ハサミで適当な大きさに刻んでオリジナルどくだみ茶の完成です。

ただ、このままの状態で利用すると臭みを強く感じて、あまり美味しく飲めない場合があるので、刻んだドクダミをフライパンで煎ると風味が断然良くなり飲みやすくなります。フライパンで煎る場合には、焦げないように弱火で混ぜながらゆっくり時間をかけて煎るのがポイントです。(ドクダミの量にもよりますが5〜10分ぐらい)

どくだみ茶の飲み方

どくだみ茶の飲み方として、急須やティーポットなどに茶葉を適量入れて熱湯を注ぎ、数分蒸らしてから飲むのが一般的で、それでも良いのですが、できればヤカンにドクダミ茶を入れて、弱火で煮詰めるといった煎じ方をお勧めします。急須などで蒸らすだけより煮詰めることで、よりドクダミの有効成分が抽出されやすくなりますので。

どくだみ成分を利用した化粧品

どくだみ成分を利用した化粧品美容面での効能を期待してドクダミ茶を飲まれている人も多いと思われますが、美肌効果のあるドクダミエキスを配合した化粧水や石鹸、入浴剤なども多く販売されています。

このような化粧品や入浴剤では、ドクダミエキス以外にもヨモギエキス・ハトムギエキス・ヘチマエキス・アロエエキスなど、和漢植物エキスを共に主成分として配合されている商品が多く、肌にとって無理な負担を掛けない天然成分をベースに製造されているといった特長があります。

ニュース・トピックス

【肥満で肝臓がん発症リスクが高まる可能性】
男性ではガンの部位別死亡数(2011年)で第4位の肝臓がん。その発症原因としてはB型・C型肝炎ウイルスの感染によって生じる場合が多く、日本人に関して言えば約9割が該当するのですが、飲酒によってアルコール性肝硬変から肝がんに進行するケースもあります。

また、最近のマウス実験による研究結果では、肥満である方が肝臓がんを引き起こしやすいということが分かっており、その要因として肥満によって腸内である特定の細菌が顕著に増加することが影響しているとのことです。

この増加した腸内細菌が胆汁の成分を変化させ、肝細胞に損傷を与えることにより肝臓がんの発症リスクを高めている可能性が考えられるそうです。

Yahoo!ニュースより参照抜粋