血糖値の正常値

血糖値の正常値(基準値)についての解説と糖尿病に関して。

血糖値正常値は空腹時の場合で【100mg/dL未満】となっており、基本的に食後は炭水化物が吸収されてブドウ糖となり血液中に含まれるので血糖値が高くなるのですが、糖尿病の疑いがない健康な人であれば一般的に【140mg/dL】を超えることは少ないと考えられています。

一般的に血糖値は加齢とともに高くなる傾向があるため、中高年と呼ばれる年齢層になったあたりからは、普段健康であると自覚している人でも血糖値を気にする必要があります。

ちなみに血糖値が高くなる要因としては、すい臓から分泌される【インスリン】というホルモンが関係しており、このインスリンの分泌量が少くなったり、働きが鈍くなることで血糖値が一定に保てなくなるわけです。

血糖値の正常値・基準値

血糖値の正常値・基準値空腹時における血糖値の正常値は従来【110mg/dL未満】ということになっていましたが、現在は日本糖尿病学会より見直しが行われ、正常域に関する新区分が公表されています。

新たに掲げられた空腹時血糖値の基準値としては、【100mg/dL未満であれば正常域】、【100mg/dL〜109mg/dLの範囲を正常高値】という判定内容になっています。ちなみに、糖尿病の診断基準となる空腹時血糖値は【126mg/dL以上】です。

空腹時血糖値の新区分

診断区分 空腹時血糖値
正常域 100mg/dL未満
正常高値 100mg/dL〜109mg/dL
境界域 110mg/dL〜125mg/dL
糖尿病域 126mg/dL以上

血糖値の正常域に関する改訂(2008年)が行われた理由としては、今まで空腹時血糖値の正常値とされていた範囲の数値の場合であっても、100mg/dL〜109mg/dLの範囲に該当する人は、100mg/dL未満の人と比較して糖尿病を発症する割合が統計的に高くなっていることによるものです。

従って、今まで血糖値が100mg/dL〜109mg/dLの範囲内であった人は、何とか正常値に収まっているからと安心せずに、食生活をはじめ生活習慣の改善を意識して行う必要があります。

糖尿病と血糖値

血糖値の正常値は先に述べたように空腹時の場合で【100mg/dL未満】で、食事をすることにより血糖値は食前より高くなりますが、糖尿病でない人の場合であれば食後でも【140mg/dL未満】であることが一般的とされています。

糖尿病の判定基準

日本糖尿病学会による糖尿病の判定基準では、まず下記の項目のいずれかに該当すれば【糖尿病型】であると判定され、別の日に検査をして再度いずれかの項目に該当した場合に糖尿病であると診断されます。

・随時血糖値が200mg/dL以上
・空腹時血糖値が126mg/dL以上
・75g糖負荷試験の2時間値が200mg/dL以上

ただし、1回目の検査で糖尿病型と判定され、なおかつ下記の条件のいずれかに該当する場合は、その時点で糖尿病と診断されます。

・糖尿病の典型的症状がある(口渇、多飲、多尿、体重減少など)
・グリコヘモグロビンA1c(HbA1c)の数値が 6.5%以上
・糖尿病網膜症であると確実に診断される

血糖値を下げるには

血糖値を下げるには糖尿病であると診断された人が血糖値を下げる方法として、一般的に【食事療法】と【運動療法】がベースとなるのですが、この2本柱を実践しているにもかかわらず血糖値のコントロールが芳しくない場合には、患者さんの状態に応じて内服薬やインスリン注射薬を用いた【薬物療法】が行われます。

ただ、薬物療法を行っていれば、食事や運動に気をつけなくても良いかというと決してそうではなく、あくまでも糖尿病の治療の根幹となるのは食事療法と運動療法であり、この基本項目がしっかり行われていないと治療に対する効果は安定しません。

ただし運動療法に関しては、糖尿病による合併症が進行している患者さんの場合、運動に制限が掛けられることもありますし、血糖値を下げる薬物療法を行っている患者さんの場合、運動をするタイミングや内容によっては低血糖障害などを引き起こす可能性があるので、くれぐれも医師との相談や指導の上で実践するように注意しましょう。

ニュース・トピックス

【社会人に増えてきている6月病】
進学や就職など新年度を迎える4月からひと月あたりが経過した5月頃、新しい環境に馴染めず精神的に不安定になる「5月病」は一般的にもよく知られていますが、最近ではその時期よりも更にひと月あたりが過ぎた6月頃に症状が出始める「6月病」が社会人で増えてきているとのこと。

6月病は、4月から1ヶ月ぐらいの研修を終えた新入社員や転職者のみならず、同じ会社内でも新年度から配置転換などで移動となった中堅社員なども、仕事そのものや人間関係においてストレスを溜め込み神経症や心身症を引き起こすようです。

また、6月は梅雨時という季節がら気候面からも体調変化に影響を及ぼしていると考えられます。

Yahoo!ニュースより参照抜粋